政治

無駄監視へ体制整備検討 刷新会議が基本方針

政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)は30日夜、官邸で第4回会合を開いた。2010年度予算概算要求の事業仕分け結果を踏まえ、年末の予算編成に向けて11項目の基本方針をまとめた。1日の閣僚懇談会で首相が各閣僚に指示する。予算の無駄や非…

温室ガス、農水分野で7.9%削減可…でも30兆円必要

2009年12月1日7時30分 温室効果ガスを2020年までに1990年比25%削減する鳩山政権の目標に対して、農林水産省は削減幅の約3分の1に当たる7.9%分を農林水産分野で引き受けることができるとの中間試算をまとめた。ただし、実現のためには「金に…

09年度税収37兆円程度 円高響き減少幅拡大

2009年度の一般会計税収が37兆円程度に落ち込む見通しとなったことが1日、明らかになった。景気低迷による企業業績の悪化で法人税が5兆円台前半に急減するのが主な要因。全体の税収は当初予算見積もりの約46兆1千億円から約9兆円下振れし、19…

厚労相、たばこ1箱600円想定? 「欧州並み」増税に言及

長妻昭厚生労働相は1日のフジテレビ番組で、たばこ税の増税について「健康への問題もある。諸外国、欧州並みの金額にする必要があるのではないかという発想がある」と述べた。増税の目安として、日本で1箱300円程度のたばこの価格を、先進国平均の600円程…

「お言葉」問題、首相「コメントすべきではなかった」

22時20分 【ホアヒン(タイ中部)=蔭西晴子】鳩山由紀夫首相は24日、国会開会式での天皇陛下の「お言葉」について「工夫できないか」と求めた岡田克也外相の発言に対し、「岡田大臣はそのように考えているのだろうが、陛下のお心は推し量れない。そうであ…

西川・郵政社長、辞任へ 郵政見直しを閣議決定

日本郵政の西川善文社長が20日にも関係者と協議のうえ自身の進退を最終判断する意向を固めたことがわかった。西川社長は親しい関係者に「郵政をどう変えるのか政府の考えを聞いて判断したい」と語り、辞任の用意があることを伝えている。政府は同日の閣議で…

年金記録、2年で70%照合 4年で完了、厚労相方針

長妻昭厚生労働相は16日、年金記録問題の早期解決を目指し、約8億5千万件ある古い紙台帳とコンピューター記録との照合作業を、2010年度から2年間で70%、すべての作業を4年間で終える方針を固めた。 民主党がマニフェスト(政権公約)で、記録問…

整備新幹線「新規着工は白紙」 国交相

前原誠司国土交通相は16日の閣議後の記者会見で、来年度の新規着工を検討していた整備新幹線の3区間について「全くの白紙。前年度並みの概算要求をした。(予算配分の)中身はこれから政府・与党と相談しながら決めていく」との方針を示した。対象は北海道…

10年度予算、概算要求95兆380億円 一般歳出54兆9929億円

財務省は16日、2010年度予算の概算要求の概要を発表した。政策的経費に当たる一般歳出の要求額は過去最大となる54兆9929億円で、 2009年度当初予算を3兆2619億円(6.3%)上回った。国債費と地方交付税交付金はいずれも増額要求となり、国の財政規模を示す…

道路の新規着工、原則凍結 一般会計、最大の90兆円超 

政府は15日、2010年度予算編成の概算要求再提出を締め切った。国土交通省が道路の新規着工を原則凍結し、公共事業費を麻生政権下の09年度当初予算に比べて14・2%削減。ただ、各省庁は2兆2554億円の子ども手当創設などマニフェスト(政権公…

亀井氏「モラトリアムは言葉の遊び」 法案成立に強気

7時0分 亀井静香金融・郵政改革担当相は15日、朝日新聞社とのインタビューで、郵政株売却凍結と貸し渋り・貸しはがし対策の法案の臨時国会での扱いを「国会延長しても必ず通す」と明言した。郵政と金融の問題が解決すれば、自らが代表の国民新党が一定の役…

訪日外国人、16年に2000万人 国交相が方針、目標4年前倒し

前原誠司国土交通相は15日、「訪日外国人を2020年に2000万人にする」との観光庁の目標について、16年に期限を前倒しする方針を固めた。目標達成のため、観光庁の10年度予算の概算要求は今年度当初比4倍の250億円程度に増やす。公共事業費は大幅に削減する一…

民主新人議員、地元回りや勉強に汗 政権交代1カ月

民主党による政権交代から16日で1カ月。鳩山内閣が公約で掲げた「脱・官僚主導の政治」に向け急速にかじを切る中、143人の民主新人議員は衆院選での疲れをよそに、地元回りや勉強会を慌ただしくこなす。ただ、新政権の政策や党運営にかかわる機会はまだなく…

国交相、国際線は成田中心「変わらず」 発言トーンダウン

前原誠司国土交通相は14日夕、羽田空港の見直しについて「24時間国際空港化を進める。成田空港と一体運営していく」と述べた。千葉県の森田健作知事と会談した後、国交省内で記者団に語った。羽田は国内線、成田は国際線という役割分担についても「(成田が…

地方空港の整備費削減を検討 国交省、着陸料引き下げ原資に

国土交通省が、2010年度予算の概算要求で地方空港の整備費などを削減し、国が管理する空港の着陸料引き下げの原資にする案を検討していることが14日、分かった。航空会社の負担軽減を拡大し、地方と首都圏を結ぶ航空路線などの維持を図るのが狙い。 具…

反貧困ネットワークの湯浅氏、国家戦略室の参与に起用へ

12時52分 菅直人副総理兼国家戦略担当相は14日、国家戦略室の政策参与として、「反貧困ネットワーク」事務局長の湯浅誠氏(40)を起用する方針を固めた。湯浅氏は昨年末に東京・日比谷公園にできた「年越し派遣村」で村長を務めるなど、貧困対策に取り組…

現役公務員、独法役員へ出向急増 一部は天下り隠しか 

退職した国家公務員の天下りポストと指摘される独立行政法人(独法)の役員に、現役のまま出向している官僚がここ1年で急増し、今月1日時点で過去最多の102人いることが14日、各独法への取材で分かった。出向期間を終えて出身官庁に戻り即日辞職する…

麻生政権の「子育て応援手当」、補正見直しで廃止へ

鳩山由紀夫首相が指示した2009年度補正予算(総額14.7兆円)の削減を巡り、政府の行政刷新会議は13日も各省との折衝を続けた。先月18 日に見直し方針を決めてから間もなく1カ月、削減目標は3兆円超。新たな政策実現のための財源づくりは、16日の閣議決定に…

「羽田ハブ化」へ急旋回 国交相が意向、国際競争力にらむ

前原誠司国土交通相は羽田空港の国際化を本格的に進め航空網の拠点である「ハブ空港」にする方針を表明した。国交省は国際線中心の成田空港に配慮しつつ羽田を国際化してきたが、国交相が「成田・羽田の国際・国内の分離を取っ払う」と踏み込んだため波紋を…

原口総務相、子育て応援手当「廃止」に難色 厚労相と会談

長妻昭厚生労働相は14日午前、総務省で原口一博総務相と会談し、2009年度補正予算の見直しを巡り、3〜5歳の子どもに1人当たり3万 6000円を支給する「子育て応援特別手当」を廃止したいとの考えを伝えた。総務相は地方自治体ですでに支給を前提とした準備…

戸別所得補償、10年度からコメで先行実施 農水省方針

農林水産省は14日、民主党が衆院選のマニフェスト(政権公約)で2011年度からの本格実施を打ち出していた農家への戸別所得補償制度について、コメに限って前倒しし、10年度に全国一律で先行実施する方針を固めた。来夏の参院選に向けて農政の転換をアピール…

教員免許更新制、2011年度から廃止へ 文科省方針

文部科学省は14日、教員の指導力向上のため10年に1度大学などで講習を受けることを義務付けた教員免許更新制を2011年度から廃止する方針を固めた。これに合わせ、四年制大学卒で教員免許を与えていた養成課程を大学院2年を加えた6年間に延長し、教員の質…

2次補正規模、3兆円超に 亀井金融相

亀井静香郵政・金融担当相は14日午前、2009年度第2次補正予算について「(補正予算の執行停止で確保を目指す3兆円では)足りない。内需について努力しなければいけない。民間任せでも出るわけではない」と述べ、3兆円を超える大型の追加経済対策の実施が…