表参道 あの灯火、もう一度

2009年12月1日7時10分
 東京・表参道のケヤキ並木を彩るイルミネーションが1日、11年ぶりに復活する。30日は点灯式があり、あたたかみのある黄色の発光ダイオード(LED)約63万球の光が約1キロの通りを照らした。来年1月10日まで。
 1991年に始まった表参道のイルミネーションはクリスマスの季節の風物詩として知られたが、交通渋滞や街路樹への悪影響が指摘されるなどし、98年を最後に中止された。だが、LEDの導入で樹木への負担も軽くなった。そのうえ、各地でイルミネーションで飾るイベントが行われ、「全国に先駆けて始めた表参道の風景をもう一度」という声が上がり、地元商店街が復活に向けて取り組んでいた。
 友人と訪れた目黒区に住む会社員安藤里絵さん(33)は「大学生の時に何度も見に来た。バージョンアップした感じできれい」と話した。