2次補正規模、3兆円超に 亀井金融相

 亀井静香郵政・金融担当相は14日午前、2009年度第2次補正予算について「(補正予算の執行停止で確保を目指す3兆円では)足りない。内需について努力しなければいけない。民間任せでも出るわけではない」と述べ、3兆円を超える大型の追加経済対策の実施が必要との認識を示した。
 財源に関しては「特別会計は宝の山。思い切って切れば20兆円ぐらいすぐ出てくる、一番の目の付け所だ」と指摘。その上で「場合によっては赤字国債も出していくべきだと思う。目先のことを躊躇(ちゅうちょ)して経済が落ち込んでいってしまう」と、税収減で財源が足りない場合は国債発行で賄うべきだとの考えも示した。
 これに対して平野博文官房長官は記者会見で「景気が悪くなるのではないかとの認識での発言だろう。亀井氏が言う『手当て』をしないでもいいように願っているが、そういう場面が来るかも分からない」と語った。 (12:55)