民主新人議員、地元回りや勉強に汗 政権交代1カ月

 民主党による政権交代から16日で1カ月。鳩山内閣が公約で掲げた「脱・官僚主導の政治」に向け急速にかじを切る中、143人の民主新人議員は衆院選での疲れをよそに、地元回りや勉強会を慌ただしくこなす。ただ、新政権の政策や党運営にかかわる機会はまだなく、有権者に政策を説明するにも四苦八苦。「議員になった実感がない」と戸惑う声も聞こえる。
 「衆院選ではお世話になりました」。13日早朝、京成線お花茶屋駅(東京・葛飾)前。元葛飾区議の早川久美子衆院議員(38)は通勤客一人一人に頭を下げ、地元区議とともに民主党への支援を重ねて訴えた。 (16:49)