文化
奈良市の唐招提寺で、約10年にわたった金堂(国宝)の解体修理「平成の大修理」が完工し1日午前、落慶法要が始まった。秋晴れのもと「開扉開眼の儀」が営まれ、約1000人が参列。装いを新たにした「天平の甍(いらか)」を仰ぎ見た。 午前9時半、僧侶らの行…
情感あふれる話芸で知られ、20年以上にわたり人気テレビ番組「笑点」の司会者として親しまれた落語家の三遊亭円楽(本名吉河寛海)さんが29日午前、肺がんのため東京都中野区の自宅で死去した。76歳。東京都出身。葬儀は近親者のみで行い、後日お別れ…
15時12分 【ロンドン=橋本聡】歴史と文化の殿堂、大英博物館が、古代史のナゾをテーマにした日本の漫画「宗像(むなかた)教授」シリーズの原画展を11月から開く。作者の星野之宣(ゆきのぶ)さん(55)と、漫画好きの日本研究者ニコル・ルマニエールさ…
安土桃山時代から江戸時代初期の武将直江兼続(1560〜1619年)が、学問の神様、菅原道真を祭った北野天満宮(京都市上京区)の屋根修理費として、天皇の寄付額の倍に当たる米100石を寄付したことを示す古文書が同天満宮に残っていたことが24日…
平等院鳳凰堂中堂(京都府宇治市)の扉に描かれた国内最古の大和絵で国宝の「日想観」図(1053年制作)に、西を向いて拝む女性の姿が描かれていたことが分かり、平等院が17日、想定復元図を公開した。 日想観は、極楽浄土に向かうための瞑想法の一つ。扉絵は…
奈良市の国特別史跡・平城宮跡で文化庁が進めている大極殿正殿の復元作業が、仕上げの工程に入った。外装はほぼ完成し、現在は直径約70センチの朱色の巨柱が立ち並ぶ建物内の内装や建物周辺などを整える工事の最中。来年4月、平城遷都1300年祭の目玉として…
7時12分 大使が馬車で宮殿にやってくる――。おとぎ話のような風景が、東京・丸の内のビル街で毎月のように繰り返されている。皇居で行われる「信任状奉呈式」に出席する新任の駐日大使を、宮内庁が馬車で送迎しているのだ。13日にはギリシャとフィンランド…
23時54分 【パリ=飯竹恒一】パリ北部モンマルトルの丘で絵を売って生計を立てる画家たちが「冬の時代」にあえいでいる。折からの経済危機に加え、場所代にあたる区画使用料を払わない「不法営業」や「丘の絵」を名乗る中国製絵画との競争にさらされて売り上…
1時1分 約60年ぶりに大改修をしている島根県の出雲大社本殿で15日、檜皮葺(ひわだぶき)の大屋根の解体が始まった。約590平方メートルの檜皮を約1カ月かけてはがし、早ければ10年末にもふき替えを始める。使われる檜皮は規格外。未知の作業に熟練…
5時4分 【揚州(中国江蘇省)=奥寺淳】中国江蘇省揚州市にある鑑真和上が育った古寺・大明寺に15日、日中韓3カ国の高僧ら約1千人が集まり、東アジアの平和を祈った。 3カ国の友好協会などが主催した日中韓文化交流フォーラムの一環で、5回目の今年は…