米アップル最高益、7〜9月は47%増益 「マック」など好調

 【シリコンバレー=岡田信行】米アップルが19日発表した7〜9月期決算は売上高が前年同期比25%増の98億7000万ドル(約8900億円)、純利益が47%増の16億6500万ドル(約1500億円)だった。高機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」の販売が好調だったほか、パソコン「マッキントッシュ」の販売台数が17%伸び、増収増益をけん引した。純利益は四半期ベースで過去最高、売上高は過去2番目となった。
 同日の電話会見で同社のピーター・オッペンハイマー最高財務責任者(CFO)は「8月に投入した新型基本ソフト(OS)『スノーレパード』も奏功し、パソコン販売が好調だった。アイフォーンも最新型の販売地域を年末までに全世界80カ国・地域(現在は64カ国・地域)に広げる」と説明。 10〜12月期の売上高は11〜14%増えるとの見通しを示した。
 市場の予想を大きく上回る好業績を受けて、米株式市場の時間外取引でアップル株は買われ、株価は前日終値に比べ一時8%以上、上昇した。 (10:00)