命名権の市場拡大 不況下で副収入期待、駅や公衆トイレにも

 野球場やサッカー場などの施設に企業名や製品名をつける命名権ネーミングライツ)の市場拡大が続いている。今年は10月上旬時点で契約金額が 48億円、件数が161件とともに昨年1年間を上回った。不況下で副収入を増やしたい地方の鉄道会社など企業の活用が増える一方、効果の高い広告としてスポンサー企業のすそ野も拡大している。
 命名権の仲介やコンサルタント業務を手がけるベイキューブシー(千葉市)によると、今年契約されている命名権の金額は昨年比14%増、件数も50%増えた。 (16:00)