百貨店のお歳暮商戦、14日一斉スタート 個人客に的

 大手百貨店各社のお歳暮ギフト商戦が14日、一斉に始まる。三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越高島屋、J・フロントリテイリング傘下の大丸と松坂屋が、利用者が増えているインターネットでいち早く受注を競う。商品面では企業向け需要の低迷を補うため、個人向け商品や低価格品を拡充する。
 三越のネット受注初日は昨年と同じだが、洋菓子などネット専売の限定商品を前年比25%増やすなどで、ネット売上高を6%伸ばす計画だ。有名な和菓子店や料亭と組んだ食品など歳暮総数の約3割(500点)に上る独自商品を売り込む。店頭受注は10月30日から順次始め、日本橋本店(東京・中央)は11月3日に売り場を作る。 (07:00)