9月のマンション発売戸数、25カ月ぶりプラス 不動産経済研究所

 不動産経済研究所(東京・新宿)が14日発表した9月のマンション市場動向によると、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の新規発売戸数が25カ月ぶりに前年同月を上回った。
 大手不動産会社が順調に新規物件を供給していることに加え、中堅デベロッパーの間でも販売を再開する動きが広がったとみられる。
 首都圏の9月の新規発売戸数は前年同月比26.2%増の3063戸。前年同月割れは2007年9月から続いていたが、プラスに転じた。販売在庫は前月末から197戸減って6840戸となり、9カ月連続で減少。契約率も前年同月比13.8ポイント上昇して73.9%となった。 (14:04)