無料宿泊所、439施設1万4089人入居 厚労省、貧困ビジネス調査へ

青いバラ

 生活保護の受給者などを対象にした「無料宿泊施設」が6月末時点で全国に439施設あり、入居者が1万4089人に上ることが20日厚生労働省の調査で分かった。法的な位置づけのない無届け施設も1437施設あった。
 入居者の生活保護費を不正に得る行為が一部では横行しているとされ、同省はこうした「貧困ビジネス」について調査を進め、法規制も含めて対策を検討する。
 調査結果によると、今年6月末時点で社会福祉法に基づく無料低額宿泊施設439施設の入居者のうち1万2894人が生活保護受給者だった。 (14:47)