都内サイクリングコース、飛ばしすぎ防げ 段差や速度制限

 東京都内の人気サイクリングコースで、自転車の通行に制約を設ける動きが相次いでいる。歩行者との衝突事故が増え、けが人も出ているためだ。路面に段差をつけたり、制限速度を設けたりといった対策のほか、「歩行者優先」を強調するため道路の名前を変更する自治体も。健康志向の高まりや環境への配慮から人気が高まる自転車だが、歩く人との共存という課題も生まれている。
 「歩行者に注意」「スピード落とせ」。東京都西部の多摩川沿いに設けられている長さ9.4キロの「府中多摩川かぜのみち」の路面には、こんな警告文が目立つ。 (18:05)