日経平均反発、上げ幅一時200円超 NY株1万ドル回復を好感

 15日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反発。9時15分過ぎに上げ幅は200円を超え、1万200円台半ばに上昇した。前日の米株式相場が大幅高となったことが日本株の買い安心感につながり、輸出関連など主力株を中心に上げる銘柄が目立つ。東証株価指数(TOPIX)も反発。
 14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は1年ぶりに1万ドルの大台を回復。ハイテク比率の高いナスダック総合株価指数は昨年9月下旬以来の高値を付けた。米銀大手JPモルガン・チェースなど主要企業の7〜9月期決算が相次いで市場予想を上回り、米企業の業績回復への期待が高まったことが背景だ。米株の上昇持続への期待感もあって日本株でもハイテク株などに買いが入った。
 前日に下げがきつかった金融株などにも買い戻しの動きが広がり、日経平均など主要株価指数を押し上げている。9時15分現在で、業種別の東証株価指数(TOPIX、全33業種)は「鉄鋼」「銀行」「電気機器」など32業種が上昇している。〔NQN〕 (09:25)